毎度書いてますが、ある程度のレベルであればプログラミングは誰でも習得できます。
ある程度のレベルってのは、普通に飯が食えるレベルね。
ですが、多くの人。
一般的には9割の人が挫折するなんて話もありますし、まぁ妥当なラインかなとも思います。
挫折する理由は色々ありますが、結局は続かないからダメなわけで。
この記事では
- プログラミングが続かない理由
- プログラミングを続けるコツ
この2点を軸にして解説していきます。
なかなかプログラミングが続けられない人。
これから勉強を始めるから、挫折しないように先んじてコツを知っておきたい人。
そんな人はぜひ最後まで読んでみてくださいな。
プログラミングを続けるコツ
では続けるコツについて解説し、それがどんな人におすすめかを書いていきます。
目標を明確にする
これは以下のような理由で続かなくなっている人におすすめです。
- 特に理由なくプログラミングを始めた
- 稼げると聞いて、なんとなく始めた
こんな感じの人は、まずは目標を明確にしてください。
プログラミングは言語学習です。
コツコツと積み上げて成果が出るものであり、数回勉強して習得できる代物じゃありません。
とかく、最近はプログラミングがちょっとしたブームなこともあり、広告料を取るために

プログラミングは誰でも簡単に稼げるよ!
みたいな甘言を流すメディアもありますが、大間違いです。
高いモチベーションを保ち、数か月は集中して勉強する。
それで初めて、他人との競争の土俵に上がれるって話。
当然、土俵に上がっただけなので、そこから更に努力を続ける必要があります。
とにかく、モチベーションが必要なのです。
そのためには目標を明確にすることが非常に重要。
また、目標を立てる時は半年~1年以内に達成することが現実的なもの。
そして具体的な設定をしましょう。

プログラミングを習得して、いつかは年収1,000万超えるんだ!
これじゃダメ。
いわゆる『夢』と世間で言われるものはゴミ箱に捨てましょう。
夢なんて逃げ道ありまくりの言葉を選ぶから、なんにも達成できないんです。

でも、具体的にってなにを参考にすれば良いの?
と思うでしょうから、そんなアナタはプログラミングスクールのカリキュラムを参考にしましょう。
多くのプログラミングスクールは半年~1年程度の間に、就活や転職活動がギリ可能なラインまで習得することを目標にカリキュラムを組んでいるからです。
スクールのホームページに載っている内容を参考にする。
もしくは無料体験や無料カウンセリングを受けて、どんな感じか話を聞いてみると良いでしょう。
それでも、やっぱり分からん。
となれば、プログラミングスクールの卒業を目標にするのもアリです。
目標を小さくする
これは以下のような理由で続かなくなっている人におすすめです。
- 目標はあるけど、なにから手を付ければ良いか分からない
- やりたいことが上手くできなくて、詰まっている
1つ前で目標は大事と書きましたが、あまりに大きな目標を掲げるのもダメ。
例えば
- 半年以内に年収1,000万のプログラマーになる
- 1年以内にFF15みたいなゲームを1人で作る
みたいな目標ですね。
世の中、死ぬこと以外に絶対はありませんから、可能性は0じゃないでしょう。
でも、限りなく0に近いですし、これをやると理想と現実のギャップで心がへし折れて挫折します。
最終的には例に挙げたような目標も良いと思いますよ。
ただ、挫折せずにプログラミングを続けることに重きをおくなら
- 半年以内にプログラマーとして金額問わず収入を得る
- 1年以内にファミコンレベルのゲームを完成させる
ぐらいにした方が賢明です。
小さくするとは、全体の目標の規模を縮小するだけの意味ではなく、大きな目標を因数分解して細かくするって意味でもあります。
プログラミングに限らず、小さな課題をコツコツとクリアし続ける。
そうすることでモチベーションを失わずに勉強を続けることができますよ。
時間も含まれる
目標の中には、1日に勉強する時間なんかも含まれます。
これも小さくした方が無難です。
最初から1日何時間も勉強すると決めては苦痛になる可能性も。
大事なのはプログラミングを続けること、習慣化することなので、無理せずに毎日続けられる時間設定をしましょう。
また、私が専門学校の生徒時代に講師に言われたことで
「1週間に1日だけ12時間勉強するより、1週間毎日1時間勉強した方が圧倒的に身につく」
というものがあります。
1日に数時間単位でプログラミングの勉強をして、それが習慣化できるなら最高です。
ですが、それを最初から目指すのは難しいと思います。
なので、最初はとりあえず1日30分~1時間。
これぐらいを目標にプログラミングの勉強を習慣化させることを目指した方が賢明です。
仲間やメンターを持つ
これは以下のような理由で続かなくなっている人におすすめです。
- 独学でなかなか前に進まず、心が折れそう
- 勉強は進んでるけど、孤独感でイヤな気分になる
メンターってのは、講師や師匠。
いわゆる教えてくれる人のことです。
プログラミングは独学でも可能。
だからこそ自由なペースで勉強できるって魅力もありますが、行き詰った時や孤独感に苛まれた時に挫折する可能性が高くなるのも事実。
これを解消するために、仲間やメンターを持ちましょうって話です。
仲間をつくるのはネット・リアルどちらでも構いません。
SNSなんかで探せば、それほど労せずに見つかるはず。
もっと確実で、プログラミング習得までちゃんと付き合ってくれるのはプログラミングスクールの講師。
まぁ、受講料を払っているし、向こうは仕事なんですから当然っちゃ当然なんですけど。

人と関わるのが好きじゃない、得意じゃないからプログラミングやってんの
そんな人もいるでしょうが、最低限の人付き合いは必要です。
仲間やメンターがいることは、プログラミングを続ける上で非常に重要な要素だと思います。
環境を整える
これは以下のような理由で続かなくなっている人におすすめです。
- プログラミングを始めようと思うけど、エディター開くまでが億劫
- 勉強に集中できない
エディターを開くまでが億劫な人は、前提としてプログラミングが習慣になっていないと思います。
で、習慣にするために大事なことは、可能な限り工程を少なくすること。
目的の行為を始めるまでに、工程が多ければ多いほど途中でやる気がなくなります。
工程を少なくする1つの手段として、PCのスペックを良くするのもアリです。
PCを立ち上げて、エディターを起動する。
たったこれだけの工程でも、性能の低いPCだと数分必要な場合も。
この数分はそもそも無駄ですし、その間にもアナタのやる気が下がるのは間違いありません。
バカ高いPCはプログラミングに必要ありませんが、一定以上のスペックはあって損しないのも事実です。
【初心者向け】プログラミングにおすすめのパソコンは?可能な限り分かりやすく解説
プログラミングの勉強に集中できない場合
プログラミングに集中できない。
そんなアナタの部屋にはゲームやテレビ、漫画にスマホと多様な娯楽が揃っていませんか?
もしそうなら、全て窓からぶん投げて捨ててしまいましょう!
…はい、それは嘘ですが、できるだけ数は減らした方が良いです。
やっぱり、娯楽があるとその誘惑に負けてしまうのが人間ってもん。
理想はそれらの娯楽よりプログラミングが楽しくなると良いんですけど、難しいですからね。
集中力を高める環境としては、全くの無音よりも少しの物音。
例えば静かなカフェぐらいの音があると良いらしい。
あ、人の目に付くように雑踏のやかましいカフェでこれ見よがしにPC広げてる奴はバカですよ。
あそこまでうるさいと集中できませんから。
後は可能なら椅子やデスクなんかも変えると良いと思います。
スタンディングデスクなんかはおすすめです。
サンクコストとプロスペクト理論を使ってみる
これは以下のような理由で続かなくなっている人におすすめです。
- どうしても飽き性で辞めてしまう
サンクコストは埋没費用と言われるもの。
要は、今まで使ったお金が回収不能になると思うと、その行為を辞められなくなる心理効果のこと。
で、プロスペクト理論を乱暴に要約すると、人間は得することより損する方が2倍辛いので、損を回避するためには非合理的なことを平気ですることです。
これを併せると、使ったお金が勿体ないから辞めるの止めよう。
という心理効果が期待でき、プログラミングを続けることができる可能性が上がります。
実践すためには、無理のない範囲だけどそこそこシンドイ金額を掛けること。
- ちょっと背伸びした値段のPCを買ってみる
- プログラミングスクールを受講してみる
どちらも十数万円~数十万円の費用が掛かるので、上記2つの心理効果をガッツリ発揮できると思います。
…そもそも、その金額を掛ける選択ができるかは別問題ですけどね。
まとめ
プログラミングは続けることに価値があり、それが一番難しい。
最悪、どうにも続かなければ一旦距離を取ってみるのもアリです。
完全に辞めてしまうのはおすすめしませんが、時間を空けて気分が乗った時に勉強する。
そんな感じの続け方も悪くないと思いますよ。
まぁ、やっぱり続けざるを得ない状況に身を置くのが一番。
誰かに見られている、いうなれば尻を叩かれる状況にあれば、続けやすいでしょう。
プログラミングスクールに通うと、ここまでに紹介した項目が基本的に全て満たされます。
金の面も含めてね。
無料体験や無料相談があるので、とりあえず試してみるのはどうでしょう?
どうしても独学でってことなら、ブログやYouTube、SNSなどで自分の日々の勉強を公開すると良いです。
上手くやれば、そこから広告収入も入るので一石二鳥。
せっかく始めたなら、可能な限り続けることをおすすめします。
それほどにプログラミングは価値のあるスキルですよ。