プログラミングの勉強を始めようとしたのに、周囲の人に意味ないから止めとけと言われた。
ネットを調べてもプログラミングの勉強は意味ないと書かれている記事を結構目にする。

なんかプログラミングの勉強って意味ないかも。やっぱりヤメとこかな
と思ってしまったアナタ。
騙されちゃダメですよ。
プログラミングはこれから更に大切になるスキル。
プログラマーとして飯を食うわけじゃなくても、プログラミングスキルや思考方法が色々な面で役に立つのは間違いありません。
プログラミングの勉強は意味のないこと。
なんてことは有り得ない。
この記事では
- なぜプログラミングの勉強は意味がないと言われるのか
- プログラミングの勉強がなぜ役に立つのか
という2点を軸に解説していきます。
最後まで読んで、アナタ自身がプログラミングの勉強に意味がない。
と判断すればそれはOK。
他人の無責任な発言で、やる前からプログラミングを諦めるなんて勿体ない選択だけは絶対にしないでくださいね。

他人のって、そもそもアンタはどんなヤツなのさ?
そうですね、簡単に言えば私は『ITコンサルタント』の部類に入る仕事をしています。
田舎でIT化(DX)をしていないためにチャンスを逃している企業にアドバイスする感じ。
こうした仕事をする上で、プログラミングを勉強したことで得たものがとても役に立っています。
もし、もう少し詳しく知りたい場合はコチラのページで確認してください。
なぜプログラミングの勉強は意味がないと言われるの?
プログラミングに限った話じゃありませんが、なにかをある程度のレベルまで習得するのは簡単じゃありませんよね。
例えばゲーム。
マリオなんかでも全クリできる人とできない人がいます。
ゲームはちゃんと考えて繰り返し練習すれば、ほぼ確実にクリアできるように設計されたもの。
…昔のファミコン時代のトンデモクソゲーとか、ソシャゲは別ですが。
ちゃんとした努力をすれば誰でもクリアできることですら、世の中にはクリアを諦める人が少なくないのが現実。
で、そうしたクリアできなかった人がなにを言うか分かりますよね?
そうです、自分のことは棚に上げて悪口を言うわけです。

え~、あのゲームはクリアできないからクソゲー。つまんないから止めた方が良いよ
みたいなことを、さも当然に一般論として吹聴して回ります。
要は、自分だけできない、挫折したのは恥ずかしいから、仲間を増やしたいわけです。
これがプログラミングの勉強は意味がないと言われる主な原因。
そんな人が少なからずいる社会で、プログラミングのように誰でもが確実にクリアできるように設計されたわけじゃないものが受ける扱い。
これを想像するのは簡単では?

プログラミングの勉強は意味がないから止めときな
と言っているのは、
- 挑戦したけど挫折した人
- そもそも周りの意見に流されて挑戦すらできない人
のどちらかが大半です。
これは本当に、なんの世界でも一緒。
それをある程度習得した人が、新しく挑戦しようとする人を止めようと考えるなら、意味がないから止めとけとは言いません。
- 挑戦するのは良いけど、キビシイことも多いから覚悟はしときな
- 世間の流れ的には、他のことに挑戦する方がコスパは良いと思うよ
こんな感じになると思いますし、質問すれば具体的に説明もしてくれるはず。
結局、耳を傾けるべきなのは成功している人の意見であって、挫折した人ではありません。
成功した(している人)は、逆に挫折や失敗した人から得るものがありますけどね。
何とか恥ずかしい仲間を増やして自分を正当化したい。
匿名性が売りのネット上では、現実社会よりこうした人が多いのも現実です。
そんな人達の断末魔に足を引っ張られて、アナタがそちらの仲間になることは避けましょう。
プログラミングの勉強はコスパが悪い?
これもよく見聞きする意見ですね。
アホかな?
世の中である程度お金が稼げて、食いっぱぐれの可能性も低い。
おまけにスグに身についてウハウハ。
なんて夢のような技術や仕事がありますか?
あると言ってくる人は、漏れなく詐欺師なので注意してください。
…生まれながらに大金持ちとかは知りませんけど。
どんなに楽そうに見える仕事でも、他人より稼ごうと思えば時間をかけて技術を磨く必要があります。
プログラミングの勉強に時間がかかるのは事実ですが、得られるモノを考えた場合にコスパが悪いとは言えない。
それどころか、むしろコスパは良い部類だと考えます。
プログラミングを勉強するメリット
プログラミングを勉強する意味はない。
と言う人達がどんな輩かは分かってもらえたかと思います。

じゃ、逆にプログラミングを勉強するメリットってなに?
となると思うので、ここからはプログラミングを勉強するメリットを解説していきます。
あくまでも私の実体験、専門学校でプログラミングを勉強して得たと思えるメリットです。
なので、1つの参考意見として捉えてくださいね。
物事を深堀して考える力が鍛えられる
プログラミングをする時は、あらゆることを想定して作るのが普通。
厳密に言うとフローチャートを書く時(アルゴリズムを考える時)ですが。

普通はこんな行動しないだろう
という勝手な思い込みでプログラミングをすると、稼働した時にエラーをバンバン吐いたり、なんならフリーズします。
そんな納品物をクライアントに納めたら賠償責任を問われることも。
なにより、信用ガタ落ちです。
とにかく、あらゆることを想定して考える。
プログラミングを始めると、これが日常になるので物事を深堀して考える力がバンバン鍛えられるわけです。
深堀して考える力は同時に先を読む力にもなります。
なので、プログラミングをすることで相手の1歩先を考えることもできるようになるでしょう。
この力は日常生活や、プログラミングの関係ない仕事でも非常に重宝しますから、鍛えておかないと圧倒的に損をします。
我慢強くなる
プログラミングはコツコツ作業。
しかも、作るモノによっては膨大な作業量になります。
で、1つのエラーが他に波及して、直すことが次から次へと湧いて出ることも。
なにより、プログラミングをしてエラーを吐くのはコンピューター。
人間相手と違って、基本的に全然融通が利きません。
人間相手なら、感覚的な部分の共有で分かるところもありますが、一切なし。
超頑固です。
そんな感じでやるわけですから、イヤでも我慢強くなります。
その度に投げてたら進みませんからね。
更に、懐が深くなる可能性も。
先述の通り、コンピューターは全然融通が利かないです。
でも、その吐いてるエラーや思っていない結果は、全てこちら側に原因があります。(基本的には)
なので、何か問題が起こった場合に

自分にその原因があるかも知れない
と、一旦冷静になって俯瞰で見ることができる力が鍛えられることもあるのです。
コンピュータ関係の知識がつく
別にプログラミングをしなくてもコンピューター関係の知識は身につきます。
ですが、他のことに比べると、身につく知識の広さと深さが全然違う。
ただパソコンを使っているだけの人より、どうやってパソコンが動いているかを知っている方が色々な問題に対処できますよね。
色々と便利に、作業効率を上げられる
例えばVBAを使って作業の効率化を図ったり。
マクロでも良いですが、それで対応できないこともありますし、マクロを使うにしてもプログラミングを勉強しておけばより良いものが作れます。
それは論理的思考と物事を深堀して考える力が身についているから。
と同時に、そうした作業を苦に思わない精神が出来上がっているからでもあります。
単純だけどメンドクサイ、時間のかかる仕事を自動化する。
これだけで、プログラミングができない人とは作業効率に雲泥の差が生まれるわけです。
食いっぱぐれの可能性がかなり低い
これからの世界は、AIやロボットを含めた仕事の奪い合いが激化していきます。
そんな中で、よく言われるのが2045年問題ですが、仕事の奪い合いはそれより早く。
と言うか、すでに色んな所で始まっていますね。

明日も私の仕事はあるさ
なんて高を括っていると、あっと言う間に椅子取りゲームに負けますよ。
当然、プログラマーも絶対に安定で安寧って話じゃないです。
プログラマー人口も増えていますから、生き残れるのはデキるプログラマーに限られていきます。
AIがプログラミングを始めることにもなるでしょう。
AIが主導して、勝手にロボットを生産していく。
そんな未来は、すでにコンピューターの父であるノイマンが言っていた(とされる)こと。
驚くことでもなきゃ、夢物語でもありません。
ですが、それでも他の仕事に比べるとプログラマーが食いっぱぐれる可能性は低い。
少なくともこれから2~30年ぐらいはね。
手に職をつける。
そうした意味で、プログラミングはあらゆる技術の中で五指に入るほどに優秀です。
就職や転職にかなり有利
2045年なんて未来の話じゃなくても、今現在プログラミング技術があれば就職・転職にかなり有利に働きます。
…全然プログラミング関係ない仕事は別ですけど。
それでも深堀して考える力は役に立ちます。
新卒の場合はプログラミングスクールを卒業したてレベルでも十分に評価が上がります。
中途採用の場合は求められるのが即戦力なので、実務経験や実務を想定したカリキュラムを組んでいるプログラミングスクールを卒業する必要があるのが現実。
なので、少々ハードルは高くなりますが、全然不可能って話でもありません。
また、プログラマーとして転職を考えない場合。
営業職で転職をするとしても、プログラミングスキルがあることは有利に働きます。
有利にと言うか、それを邪険にする理由がないと言うのが本質的。
プラスになれど、マイナスになる可能性は限りなく0ってことですね。
大学生なんかは、絶対に損しないスキルだと思いますよ。
仕事の選択肢の幅がグッと広がる
個人でプログラマーとして仕事を受注できるレベルになり、実際に仕事を引っ張ってくることができれば、会社に行く必要がなくなります。
つまり、世界中のどこでも好きな時間に仕事ができるって話。
いわゆる『ノマドワーカー』です。
憧れませんか?
自分の好みの場所に住み、基本的には自由な時間で働く。
満員電車や年功序列だけで使えないアホ上司にもオサラバ。
…ま、現実的にはそこまで甘くないですし、ノマドワーカーにはノマドワーカーの厳しさがあるんですけど。
ともあれ、プログラミングができれば働き方も含めた人生の選択肢が大幅に広がる可能性が高いと言えます。
副業としてソコソコ稼ぐことも可能ですし、特に今現在これと言ったスキルのない女性(主婦)の人が勉強するのはおすすめです。
プログラミングの勉強を意味のないものにする?

目標が明確じゃないのにプログラミングを始めると、その勉強が意味のないものになります
みたいな文言をよく見るんですが、どうなんでしょう。
確かに、明確な目標は必要です。
ですが、これはプログラミングで挫折しないためのもの。
それまでの勉強が丸っと意味のないものになるかどうか?
とは全然関係がありません。

どのプログラミング言語が良いんだろ?
と思って色々と調べて、その段階で諦めたとしても、今の世の中にどんなプログラミング言語が存在しているかの知識は増えるはず。
それだけでも価値があることだと思いませんか?
なんとなくでも興味を持ち、少しでもプログラミングに触れた経験は無駄になりません。
0が10にはならずとも、1にはなる。
なら無駄じゃありませんよね。
そもそも、プログラミングの勉強を始めたからといって、必ずしもプロになる必要はありません。
ある程度のレベルに達したとしても、プログラマーとして生きていくことを絶対に選ぶ必要はないはずです。
現に私がそうですからね。
プログラミングの勉強は、もっと気軽に始めて良いと思います。
それこそ趣味や遊びの一環としてね。
ダメなのは、

プロになれなきゃ、飯が食えなきゃ全部が無駄!
と謳っている人を無条件に信じ込み、プログラミングの勉強を始めようともしないこと。
プログラミングスクールだって、最初は通う必要ありません。
なにも最初から何十万も払う必要ないでしょう。
気軽に始めて、色々と壁にぶち当たる。
それでもプログラミングの勉強を続けたい、でも壁の超え方が全然分からない。
そんな状況になって始めて、プログラミングスクールを検討すれば良い。
それだけの情熱があれば、プログラミングスクールに払ったお金も、後々ちゃんと回収できるでしょうからね。
プログラミングの勉強は、どんな形で辞めたとしても完全にムダになることはありません。
安心してプログラミングの勉強を始めてください。
まとめ
これからの社会情勢を考えても、プログラミングの勉強はメリットしかないと思います。
- どこで辞めても無駄にならない
- 新しい思考が生まれる
- 上手いこと身になれば、食いっぱぐれの可能性も低い
- やり方によっては年収1,000万超えも現実的
ザックリまとめるとこんな感じです。
これでデメリットはほぼありませんからね。
無料体験できるプログラミングスクールもあるので、まずはここから始めてみませんか?